補聴器をお洒落に着こなそう。補聴器に装飾を施して聴こえをお洒落に楽しむ。

最先端の耳穴の型をとる3Dスキャン

 



最新の骨導補聴器ADHEAR 2021学会で展示されていました。

補聴器

耳鼻咽喉科医師の処方による補聴器購入については、確定申告時に医療費控除の対象となります。


補聴器を使う目的

 補聴器は普通の大きさの声で話される会話が聞き取りにくくなったときに、はっきりと聞くための管理医療機器(※)です。遠く離れた音や特別に小さな声を拡大して聞くものではありません。

 どの程度の聴力になったら補聴器を使えばよいかは、その人の生活によって異なります。自分が日常の会話で聞き取りにくいことが多くなったと感じたり、重要な会話が正しく聞けないと感じたら補聴器を使うことを考えてください。

補聴器が必要か効果があるかの判断は   専門医の診断を

 自分自身や家族の判断で補聴器が必要か、効果があるかを正しく決めることはできません。聴覚検査の結果と日常の音の環境とそれぞれの人にとって重要な会話の関係から総合的に判断することが必要です。聴力障害と補聴器の両方を熟知した日本耳鼻咽喉科学会認定の補聴器相談医の診察を受けてください。

補聴器には多くの種類があります

 補聴器は形の違いだけではなく、機能上もいろいろな種類があります。難聴の程度に応じて、少し聞き取りにくい軽い難聴用からほとんど声が聞き取れない高度の難聴用まであります。また、主に使う場所が家庭の場合、騒音のある戸外の場合、パーティーなど大勢の人の声がある場合などで必要な機能を備えた種類があります。価格には大きな開きがありますが、高ければよいというものではありません。家庭での使用が主な場合には低価格のもので十分な機能を備えています。正しく調整されているかどうかが重要です。

 



軟骨伝導補聴器

 軟骨を介して音を増幅し、中耳を介して内耳に音を伝える機器です。これまでの気導補聴器または骨導補聴器同様手術の必要はありません。軟骨に音を伝えるため、生まれつき外耳道が形成されていない方や耳漏などの理由により外耳道内に装置を挿入・留置することができない方でも使用できます。骨導と異なり皮膚を強く圧着する必要がなく、装用感がよく、固定のためのヘッドバンドが不要で、審美性に優れているのが特徴です。機器の特性上、高度・重度難聴では効果が不十分なこともあります。

骨固定型補聴器

 頭蓋骨にインプラントを手術的に埋め込みます。体外装置をインプラントに装着することで頭蓋骨に振動を直接伝え、頭がい骨内にある内耳に直接音を伝達する機器です。生まれつき外耳道が形成されていない方や、耳漏などの理由により外耳道内に装置を挿入・留置することができない方でも使用が可能です。手術はインプラントを埋め込むだけなので、比較的短時間で、重篤なリスクなく行うことができます。インプラントを介して直接骨に音を伝えることができるため、従来の聴覚補償機器に比べて高い音まで明瞭に音を聞くことが期待できます。また、骨導補聴器と異なり皮膚に強く圧着する必要がなく、装用感がよいのが特徴です。機器の特性上、高度・重度難聴に対しては効果が不十分な場合があります。インプラントの一部が頭部に突出するため感染予防のため保清などの日々のメンテナンスが必要となります。



気導補聴器

骨導補聴器

自分に最適な補聴器を選ぶために、補聴器相談医から販売店の紹介を受けましょう。

補聴器は主に生活の場で使われますが、

医療機器ですから慎重に選ぶ必要があります。