加齢難聴
-老人性難聴の原因と症状-
人の聴力は、40代から少しずつ落ちていきます。
加齢とともに音を聞き取る内耳の感覚細胞や神経の細胞が減ってしまうのです。
糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病やストレスがあると、
さらに細胞が劣化しやすくなりますので、
これらの病気は適切に治療しましょう。
また、老人性難聴にはミトコンドリア遺伝子という遺伝子が関与しているため、
遺伝も原因のひとつと考えられています。
早くから難聴になる方、80代でもよく聞こえる方、いろいろです。
また、年齢に関係なく、大きな音で音楽を聴いたり、
騒音にさらされたりすることも難聴の原因になるので注意が必要です。
老人性難聴は、初期のうちに本人が気づくことが少なく、
会話してもコミュニケーションが取りにくい、
テレビやラジオの音が不自然に大きいといったことに、
まず家族や周囲の人が気づくことが多い病気です。
さらに進行すると、耳鳴りがする、会話が聞き取りにくい、といった自覚症状が現れます。
copyright © 人工聴覚情報学会20191010
聴こえの相談室
特定非営利活動法人 人工聴覚情報学会
〒142-0064 品川区旗の台5-17-9