難聴と認知症





45歳になったら、4点法の聴力検査を受けましょう。

軽度難聴から補聴を検討しましょう。

早めの補聴器装用が、聴覚低下が著しくなっても、

補聴器装用の効果を持続させていく事が出来ます。

中等度難聴になってからの補聴器装用は、

聴こえの慣れまで多くの時間を要することに繋がります。

早期発見と早期の対応が大事です。


現在、高齢者人口の増加などにより、

日本の難聴者数は約1500万人に上ると言われています。

 

2017年の国際アルツハイマー病協会会議において、

『認知症症例の約35%は9つの危険因子に起因する』という研究結果をランセット国際委員会が発表しました。

その9つの危険因子のうちのひとつに『難聴』が指定されたことにより、

中年期からの難聴は『認知症リスク』を上げる可能性があるとの報告がなされました。

『難聴』は放置するものではなく、早期発見し対策を行っていくことが大切になります