人工内耳は成功した人工臓器

医療の分野に人工物の挿入が行われていて、

人工股関節、人工膝関節や人工血管など、

日常の生活を送るには不便のないほどに進化しています。

しかし、人工臓器の分野はどうだろうか?

人工透析や人工心肺や人工呼吸器等を見ても、

病院内でベッドに固定された状態でしか活用が出来ない、

その中に、人工内耳は補聴器で聴こえなくなった方が、

通常の生活を営むに支障ない利便性と安全性が確立した、

人工臓器といわれています。

 

当然の事ながら、

医療ですから患者側に選択権があります。

椎間板ヘルニアの痛み堪えながら生きるのも、

椎間板ヘルニアの手術を受けて痛みから解放される生き方、

どちらも患者さんに選択権があります。

人工内耳も同じで選択権が確立しています。

 

聴こえなくなって、

耳鼻咽喉科に行こうと考えるのは、

聴こえるようにならないもんかと考えるからであって、

その考えがなければ、耳鼻咽喉科に行くという考えはでません。

聴こえないお子さんが生まれて悩むのも、

聴こえない事のデメリットを十分過ぎるほど知っているからで、

聴こえなくても何ら問題もないし・・・と考えられるのであれば、

聴こえないお子様が生まれても、ショックを受ける事でないし、

嘆く事も悲しむことでもないはず、

ですが現実は悩み悲しみ自己を責めたりと、

保護者の生活環境が激変します。

 

人工内耳の研究が始まったのは、

身内に聴こえない人がいたので、

その解消に役立てたいと神聖な気持ちから始まっています。

商売で儲けようという精神ではなく、

困っている人を助けたいという本当に真摯な気持ちからです。

 

日本に人工内耳がここまで定着したのも、

聴こえない人の為にと頑張ってきた方がいるからです。

医療者も人工内耳メーカーの方も、

聴こえで苦しんでいる方の為にと、

今までもこれからも頑張ってくれています。

 

人工臓器の成功が、

世界でどれほどの聴こえなくて苦しんでいた方を救ってきたか、

この功績をモット正当に評価して欲しいものです。

人工内耳はノーベル賞に匹敵する研究です。

 

難聴医療を否定する方々に、

人工内耳を誹謗中傷をやめて欲しい。

それよりは、ともに聴こえ難い者同士で、

聴覚障害者社会環境整備の拡充に、

手を携えていきましょう!

 

手話が社会で当たり前に通用するように、

共に普及活動をしていきましょう。

今は手話が通じない社会なので、

そこを変えていく為にも、

人工内耳がどうだとかの議論は無意味です。

ともに聴こえ難い同志の結束が出来れば、

社会全体に浸透も夢ではないと思います。